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お問い合わせは:有限会社グラフィカ ☎03-6914-7066 / FAX 03-6914-7076
〒176-0012東京都練馬区豊玉北1-26-7 1F/2F

大切にしていること-1。デザインしすぎないこと。




「simple is best」







有限会社グラフィカは、私の師匠の代から数えて約50年程、各種デザインの仕事をさせて頂いてきました。

(クライアント企業の皆さま、いつもありがとうございます。)



その50年間の半分くらいを自分の目で見てきましたが、

デザインの心は変わらずとも、考え方、手法、媒体は、想像を絶する大きさで変化しました。



いま、この時代にデザイン会社の代表として、一(いち)デザイナーとして、大切にしたいな、と思うことは、

一つは「作法」という日本の世界観です。作法とは、別の言い方で「伝統の踏襲」です。

そのために必要なことは、自身の「テクニック」を磨くことより、まず学習が先です。

意匠設計(デザイン)は純粋芸術ではありません。伝統もなにも知らずに意匠設計などできないのです。

日本の意匠はきっと、長く長く続く、伝統文化の上に成り立っているのです。

だからこそ、伝統の美に心を留めなくてはなりません。



デザイナーは仕事を通じて社会にモノを残してしまう以上、

安直で自己満足な、純粋芸術的「感性」というものだけで仕事を完結してはいけないと...。



ですから、例えば「デザインをしすぎない」という意識を持つことも大切だと思います。

多くのモノは、いずれみっともなく風化してしまいますので、わざわざ個性的なデザインを施さなくていいものもあるのです。

ありのままでいいものは...、尻まで言いません。



デザイナーは、社会に責任を持つものだと教わりました。

「表現すること」は正しいことでしょう。しかし所をわきまえることが鉄則です。

最近は「ところかまわず」のデザインを目にすることが多くなりました。



すべてのモノの中に特定のデザイナーを感じることが必要なのでしょうか。

「愛すべき美しいモノたち」の中に、だれかの体臭は欲しくないと私は思います。

芸術や文芸の作品は、作者の排泄物だ、と言った人がいます。腑に落ちる表現だと思います。



私たちは、生活に自然にとけ込むような、居心地のいいモノたちを作りたい。

できれば、100年後にも愛されているような、心地いいデザインを目指したい...。


そんなふうに考えています。










いま、デザインの表現はコンピュータツールにより無限大化したように見えます。

いいのか悪いのかわかりませんが、デザインはそれによって、大きく裾野を広げました。

そんな中でも私たちはプロのデザイナーです。道具は道具ですし、オペレーションはオペレーション。

デザインは設計プロセスであって、作業ではないのではないでしょうか。
例えば、グラフィックデザインの世界で言う「DTPオペレーション作業」と
「デザイン」は、その根元からもともと違うものだと思うのです。



だから、自らに問いただすのは、常に作業を越え、よく考え、

自己満足に陥らず、正しいデザインをしていきたい。

ユーザーにとって、クライアントにとって、そして社会にとって、

同時にデザイナー自身にとって、幸せな仕事...。それを続けていきたいと考えています。



デザインとは、「売るための重要ツール」とか「ブランディングの重要ツール」と最近よく言われていますが、
それだけではないと感じています。



デザインとは、きっと人の心を豊かにできる道具のひとつ。





今日も、そんな気分で、デザインというライフワークに取り組んでいます。









駄文をお読みいただきまして、誠にありがとうございます。





h.o




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